6. 単語の覚え方
皆さん
こんにちは、たにやんです。
皆さんはどう単語を覚えていますか?
巷には様々な覚え方が溢れていますが、英単語を日本語訳で単語レベルで覚えるのはリスニング・リーディングというインプットには一定の効果があるにしても、スピーキング・ライティングというアウトプットには効果があまりありません。
最初は単語を一語一義(1つの単語に対して1つの意味)の和約で覚えるのはそれはそれで良いことです。
しかし、アウトプットを意識するならば、その次のステップとしては、コンテクスト(文脈)の中でその単語を覚えることを個人的にはお薦めします。単語もそうですが、
熟語・慣用表現はなおさらコンテクストベースで暗記すると実際に使う段に非常に効果的です。
例えば、"take care"という熟語があります。
日本語訳はよく「注意する」とありますが、単語の訳だけだとこの熟語の具体的な使用イメージが持てませんよね。
そこで、大事になるのが例文です。
アメリカ英語では、別れ際にしばしば"Take care!"と言います。
この文脈では「注意しろ!」ではなく「それでは、また!」の意味になります。
風邪などの時に相手に言う"Take care of yourself!"となると、今度は違う意味で使われています。
この文脈では「自分に注意しろ!」ではなく「お大事に!」の意味になります。
要するに、"take care"=「注意する」というこの熟語のコア(核となる)イメージから、文脈によっては使われ方がケースバイケースで異なることがわかりますよね。
だからこそ、コンテクストでの単語暗記が本当の意味で使える知識・スキルにするには大切です。
ついでに、私がお薦めする単語集は下記の通りです。
キクタンシリーズは学習者のレベル別に分かれており、かつ単語から文章(センテンス)へという今回紹介している単語暗記に最適な単語集です。
キクタン【Entry】2000
CD付 改訂版 キクタン【Entry】2000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
- 作者: アルク
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2015/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
キクタン【Basic】4000
改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル (アルク学参シリーズ)
- 作者: アルク文教編集部
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2019/09/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
キクタン【Advanced】6000
改訂第2版キクタン【Advanced】6000語レベル (アルク学参シリーズ)
- 作者: アルク文教編集部
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2019/09/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
キクタン【Super】12000
改訂第2版キクタン【Super】12000語レベル (アルク学参シリーズ)
- 作者: アルク文教編集部
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2019/09/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
これらの単語集を手に取りながら、まずは一語一義でも構いませんので、例文を元に単語が持つ意味をぜひご自身のものにしていきましょう。
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん
5. 文法は基本ルール!
皆さん
こんにちは、たにやんです。
英語嫌いの方の多くが中学・高校など学校での英文法ベースの受験英語への苦手意識があるからと口を揃えて言います。
確かに、文法を学ぶのは堅苦しくつまらないものです。
ただ文法は言うなれば基本ルール。
英語を読んだり聞いたりはもちろんのこと、書いたり話したりする時にはなおさらその理解と運用が重要です。
いきなり文法全てをわかろうとするのではなく、わからない文法事項に出会った度に文法書を片手に少しずつ学んでいけば良いのです。
そうすれば、段々と使える文法力が身に付いていきます。
地味な作業ですが、これが一番中長期的な意味での効果がある学習方法です。
その際に、私個人がお薦めしている文法書は下記です。
総合英語 Evergreen
- 作者: 川崎芳人/ 久保田 廣美/ 高田 有現/ 高橋 克美/ 土屋 満明/ Guy Fisher /山田 光,墺 タカユキ
- 出版社/メーカー: いいずな書店
- 発売日: 2017/01/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
一億人の英文法
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 12人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
いずれも有名な受験英語の文法書ですので、もう既にご存知の方も多いかもしれませんが、読む・聞くというインプットに留まらず、書く・話すというアウトプットにも十分汎用性がある内容・形式です。
書店などで手に取ってみて気に入った方の一冊を常に手に取れるようにしておくのが文法学習にとっては最適です。
ぜひ文法というルールをマスターして英語というゲームに勝ちましょう。
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん
4. 発音は大事?
皆さん
こんにちは、たにやんです。
英語を話す際に発音が大事だと言う方は多いです。
ネイティブとか帰国子女とかの英語に憧れるのはよく理解できます。
ただ英語でのコミュニケーションに発音がそんなに大事かと言われれば、
答えはNoです。
私はアメリカの院時代にESL(第二言語としての英語)を留学生向けに教えた経験があるのですが、発音は"mutually intelligible(相互に理解し合える)"レベルであれば正直問題ないと思っています。
今やネイティブとだけではなく中国人とかインド人とかノンネイティブとも英語で意思疎通を図る必要がある時代です。
お互いに相手の発音がわかれば、それで全くコミュニケーション上本来は支障がないはずです。
日本人の場合、きれいな発音の英語を話さなければ通じないとの思い込みが強い傾向がなぜかあります。言うなれば、発話の「外形」へのこだわりですね。
一方、他の国・地域の英語学習者に多く見られるのは、発音はほどほどに自分の意見なりアイディアなりを英語でどうきれいに伝えるか、これまた言うなれば発話の「内容」にこだわる傾向が垣間見えます。
みなさんは英語で話すのに本当に大事なのはどちらだと思いますか?
そうです。
実は、発音は相手が自分の発話を理解さえしてくれれば、それで十分です。
むしろ本当に大事なのは日本語でも英語でもコンテンツです。
とは言え、発音の学習が最低限は必要です。
専門的にはフォニックスと呼ばれる発音の基本ルールさえ押さえておけば、実際の聞き取りでも発話でもグッと楽になります。
その際に、私が個人的にお勧めしている学習教材は下記です。
Sounds of Speech
https://soundsofspeech.uiowa.edu/main/english(PCサイト版・無料)
https://soundsofspeech.uiowa.edu/home(iOS・Androidスマホアプリ版・有料)
アメリカのアイオワ大学が開発・運営しているので、英語での操作表記にはなりますが、PCサイトにしてもスマホアプリにしても発音の仕組みを動画形式で学ぶことができます。
ただし、こちらの教材は全てアメリカ英語に対応です。
使用動画のサンプルもあるので、ご覧いただいて興味・関心を持った方はぜひ使用してみて下さい。
発音は学べば聞くことも話すことも必ずできるようになりますよ。
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん
3. 英語で物事を定義する
皆さん
こんにちは、たにやんです。
皆さんの中には英語を話す(書く)のに単語・文法を多く知らないと始まらないと思っている方はいませんか?
私が直接教えた方々にも多かったのですが、これはよくある誤解です。
もちろん、中学・高校で習うレベルの単語の知識は必要ですが、
必ずしもそれ以上の単語力・文法力はアウトプットには必要ありません。
例えば、logicoolの製品が有名ですが、プレゼンをする時に使う専用のリモコンがありますよね?
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/spotlight-presentation-remote
そう、これです。
では、この電子機器を英語で何と言いますか?
答えは"clicker(クリックするもの)"と言います。
ちなみに、日本語でも「クリッカー」です
でも、なかなか知らない単語ですよね。
この単語自体は知らなくても、どういう機器なのかを自分の言葉で説明ができれば、相手に理解させるには事足りる訳です。
それが英語で物事を定義するということです。
プレゼンの時に"clicker"が必要になって外国人の同僚に頼む際に、"clicker"という単語を知らなかったとしてどう定義付けしますか?
あくまで一例ですが、下記のような言い方ができますよね。
"I just need a device with which I can control my presentation." (プレゼンを操作できる電子機器が必要です。)
"I really want a remote controller when I make a presentation. " (プレゼン時にリモコンが必要です。)
"clicker"という単語を知らなくても使わなくても相手に自分が何を意味しているのかを理解・納得してもらうのはこういう物事の定義付けが効果的です。
ぜひ身の回りの物事をご自身の言葉で定義してみましょう!
日本語の広辞苑に当たる英英辞典(英単語を英語で定義している辞書)なども非常に参考になりますよ。
本ブログでは、英語学習の理論も実践も知るプロ中のプロたる私が最も時短効率的な学習方法を皆さんに紹介・提案します。
皆さんの日々の英語学習に少しでもお役立てできればと思いますので、ぜひ読者になって今後の記事投稿をご期待下さい。
ブログと同時にTwitterも始めましたので、フォローをいただけると嬉しい限りです。
https://twitter.com/hidetoshi424
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん
2. 英語はシンプルであれ!
皆さん
こんにちは、たにやんです。
さて英語でアウトプットする際に、スピーキングであれライティングであれ、
皆さんは変に小難しく話したり書いたりしていませんか?
実は、英語のアウトプットはシンプルな方が良いです。
その方が話し手(または書き手)が意図する内容が聞き手(または読み手)にストレートに伝わりやすいからです。
逆に、難解な表現なりフレーズなりを使えば使うほど、人によっては意味の解釈が時に異なり、不要な誤解を生みます。
日本人の学習者は特に文法・発音などが「正しい英語」かどうかによくこだわりますが、より一層意識すべきは「英語で正しく」自らの意見・考えが伝えられているかどうか、そのコミュニケーション自体の目的・ゴールです。
その具体的なイメージとして、日本語での例を挙げましょう。
結構以前の話になりますが、「忖度」という言葉が流行りました。
英語では、直訳として"surmise"と訳されることが当時は多かったと記憶しています。
英語でも日本語でも普段あまり使わないような本当に難しい単語です。
皆さんは日本語で「忖度」という言葉の意味を今も説明できますか?
辞書的には、「忖度」とは「何かを推し量ること」です。
こうなると何を意味しているのかが非常にわかりやすいですね。
専門的にはパラフレーズと呼ばれますが、この別の表現での言い換え(書き換え)が日本語でも英語でもアウトプットでの表現の幅を広げるには重要です。
英語ではどうでしょうか?
"surmise"という単語を知っている方は読者の方でもほぼ皆無ではなかったでしょうか?
その時にこそどう違う言い方(書き方)ができるのかがコミュニケーションのスキルとして求められます。
(日本語)
「忖度」=「証拠もないのに何かを推測すること」
(英語)
"surmise" = " to guess something without any evidence"
こんな言い方(書き方)ができる訳です。
日本語でも英語でも必ずしも「忖度」・"surmise"という単語を知らなければ言いたい(書きたい)ことが表現できないなどという話は全くありません。
大事なのは、その単語をもっと噛み砕いて子供でもわかりやすく説明するとしたらどう言う(書く)かです。
英語はシンプルに話したり書いたりするのをどうか忘れないで下さい!
本ブログでは、英語学習の理論も実践も知るプロ中のプロたる私が最も時短効率的な学習方法を皆さんに紹介・提案します。
皆さんの日々の英語学習に少しでもお役立てできればと思いますので、ぜひ読者になって今後の記事投稿をご期待下さい。
ブログと同時にTwitterも始めましたので、フォローをいただけると嬉しい限りです。
https://twitter.com/hidetoshi424
それでは、また。
Let's keep learning English!
たにやん
1. 日本人が目指すべき英語
皆さん
こんにちは、たにやんです。
さて、皆さんは日本人の方が多いと思いますが、
日本人が目指すべき英語とはどんな英語か具体的なイメージができていますか?
私は数多くの英語学習者を実際に指導しましたが、
よくあるのはスティーブ・ジョブズのような英語を目指したいとの声です。
しかし、日本人がこのネイティブの英語を質量共に目指すのは現実的に難しいと言わざるを得ません。
Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address (with intro by President John Hennessy)
それよりも、むしろほとんどの日本人にとっては英語が外国語である以上、ノンネイティブとしての英語を本来は目指すべきです。
まさにそのお手本になるのがトヨタ自動車株式会社の豊田章男社長の英語だと私個人は思います。
Akio Toyoda MBA’82 at Babson’s Centennial Commencement
豊田社長の英語は全て完璧とは言えません。ただノンネイティブの日本人として、発音もそうですが、専門的にプロソディと呼ばれるリズム(発音の区切り)・ストレス(発音の強弱・長短)・イントネーション(発音の上がり下がり)が実にクリアですので、初めから終わりまで聞いていてわかりやすいです。
また、本番前に相当リハーサル(事前練習)をしているのが端々から伺えますが、それでも独特のユーモアを時折交えながら現地の学生の心をしっかりと捉えているのは本当に素晴らしいの一言です。
日本人としてまず最初に参考にすべき英語です。
ぜひお時間が許す時にでも動画をご覧になってみて下さい。
本ブログでは、英語学習の理論も実践も知るプロ中のプロたる私が最も時短効率的な学習方法を皆さんに紹介・提案します。
皆さんの日々の英語学習に少しでもお役立てできればと思いますので、ぜひ読者になって今後の記事投稿をご期待下さい。
ブログと同時にTwitterも始めましたので、フォローをいただけると嬉しい限りです。
https://twitter.com/hidetoshi424
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん
0. 英語学習に悩む皆さんへ
皆さん
はじめまして、こんにちは。
たにやんです。
突然ですが、皆さんは英語学習に悩んでいますか?
残念ながら、英語学習に絶対正解と言える方法はありません
しかし、実は、最も時短効率的な学習方法は存在します。
私の自己紹介ですが、英語学習の科学と呼ばれる応用言語学・第二言語習得理論をアメリカの大学院にて専門的に研究しました。
そして、帰国後は、リクルートの「スタディサプリENGLISH」・ENGLISH COMPANYの「THE CONSULTANT」の事業企画・新規事業開発を担当しました。
スタディサプリENGLISH
ENGLISH COMPANY THE CONSULTANT
本ブログでは、英語学習の理論も実践も知るプロ中のプロたる私が最も時短効率的な学習方法を皆さんに紹介・提案します。
皆さんの日々の英語学習に少しでもお役立てできればと思いますので、ぜひ読者になって今後の記事投稿をご期待下さい。
ブログと同時にTwitterも始めましたので、フォローをいただけると嬉しい限りです。
https://twitter.com/hidetoshi424
それでは、これからどうぞよろしくお願いします。
Let's learn English together!
たにやん