11. 必携の英英辞書
皆さん
こんにちは、たにやんです。
皆さんは英語を学習する時に英英辞書を使われていますか?
(英語を日本語に訳す)英日辞書と(日本語を英語に訳す)日英辞書はご存知かと思いますが、日本人の英語学習者には英英辞書を使っている方をあまり見かけません。
ですが、実は、英英辞書とは大変便利な代物です。
個人的には、数ある英英辞書の中で下記の2冊をお薦めします。
Longman Dictionary of Contemporary English
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)
- 作者:Pearson Education
- 出版社/メーカー: Pearson Japan
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: ペーパーバック
Oxford Advanced Learner's Dictionary(オックスフォード現代英英辞典)
いずれも中上級者向けですが、英英辞典を使うメリットはインプット・アウトプット共に様々な表現に触れる学習の機会が自然と増えるからです。
この2冊の主な違いはロングマンがアメリカ英語、オックスフォードがイギリス英語を基準にしている点が挙げられます。
ロングマンを例に取ってみましょう。
例えば、"distraught"という単語があります。
かなり難しい単語ですね。
形容詞で「取り乱した」とよく訳されます。
これに対して、
ロングマンの定義では、
"so upset and worried that you cannot think clearly"となっています。
どうですか?
「焦ったり心配したりして正常に考えられない」という原義(元々の単語の意味)です。
「取り乱した」という一語一義を当てて覚えるよりも、
一見回り道のようですが、
単語の原義を理解した方がむしろアウトプットの際にその単語を使えます。
広辞苑もそうですが、母語の日本語でも本来難しい単語もその原義を紐解けば簡単に表現ができるものです。
ましては外国語に当たる英語だからこそ、難しいことを難しく表現するのではなく、それをいかに子供でも理解ができる平易な表現ができるかが重要です。
英英辞典を使いこなして英語の表現を豊かにしましょう。
それでは、また。
Let's keep learning English together!
たにやん