たにやん@業界No.1英語学習コーチ

英語学習の理論も実践も知るプロ中のプロが最も時短効率的な学習方法を皆さんに紹介・提案します。

13. GREとGMAT

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

皆さんはMBAを始め海外の大学院への留学を目指されている方はいらっしゃいますか?

 

欧米、特に米国の大学院の修士課程・博士課程では、出願の際にGRE・GMATという試験が基本的に必要となります。

 

GRE

https://www.ets.org/gre/

 

GMAT

https://www.mba.com/exams/gmat

 

GMATがビジネススクールGREが(ロースクール・メディカルスクールを除く)自然科学・社会科学の学術系大学院のアプリカント(志望者)向けとされていますが、最近ではビジネススクールでもGREのスコアも提出できるケースが増えています。

大学院の留学に際して、私が個人的にお薦めするのはGREでの出願です。大学院の種類を問わず、最も汎用性が高い試験がGREだからです。例えば、当初は公共政策大学院を目指したものの、最終的にはビジネススクールにアプライしたいと思った時にでもGREであれば問題ありません。

 

さて、GRETOEFL以上に非常に難しい試験です。

ネイティブも受験する試験ですから当然と言えば当然です。

ですので、時短効率的なスコアアップを目指す上で、学習者にはその最適な傾向・対策が求められます。

 

私は下記の教材をお薦めします。

 

The Official Guide to the GRE General Test 

 

The Official Guide to the GRE General Test, Third Edition

The Official Guide to the GRE General Test, Third Edition

 

 

試験の概要理解には、公式問題集を使用しましょう。

 

Official GRE Value Combo

 

Official GRE Value Combo

Official GRE Value Combo

 

 

Verbal Reasoning(語彙・読解)とQuantitative Reasoning(数的処理)という2つのセクションに関しては、問題演習を行いましょう。

 

Essential GRE Vocabulary

 

 

Verbal Reasoningの単語は本当に英単語かと思うレベルの難しさです。フラッシュカードでの反復学習が効果的です。

 

CRACKING GRE 2020 (GRADUATE TEST PREP)

CRACKING GRE 2020 (GRADUATE TEST PREP)

  • 作者:PRINCETON REVIEW
  • 出版社/メーカー: Princeton Review
  • 発売日: 2019/05/21
  • メディア: ペーパーバック
 

 

残るAnalytical Writing(論理英作文)のセクションはなかなか点数自体が出にくいのですが、書いて第三者の添削を受けて書き直すことが一番効果的な学習法です。その他のセクション(Verval Reasoning & Quantitative Reasoning)も実践模試での練習を積みましょう。

 

繰り返しにはなりますが、GREはネイティブでもなかなか手に負えない試験です。

だからこそ、地道な日々の学習が大事です。

これらの学習書籍を取り入れながら出願要件のスコアを最短最速でクリアしましょう。

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん

 

12. 留学とTOEFL

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

皆さんは留学したいとの夢はありますか?

学生の方はもちろんですが、

社会人の方でも一旦仕事から離れてMBAなどの大学院に留学したいと思われている方も少なくないのではないでしょうか?

 

その際に、英語能力の測定試験として使われているのがTOEFLとIELTSの主に2種類のテストです。

ご存知かもしれませんが、TOEFLアメリカ、IELTSはイギリスの大学・大学院にて出願の際にそのスコアを求められます(最近では、どちらでも可とする大学も増えています)。

ここでは、TOEFLに絞った上で留学準備の話をしたいと思います。

 

TOEFL

https://www.cieej.or.jp/toefl/

 

TOEFLTOEIC以上に内容も形式も難易度が上がるテストです。

TOEIC L&Rだと800・900台のスコアを持っている方でもTOEFLではまるで歯が立たない方をこれまで多く見ました。

その理由ですが、①TOEFLは留学に必要な英語力を測る意味から、アカデミックな英語の理解が必要(TOEICはビジネス英語寄り)、②iBTという最新の形式では、スピーキングとライティングがPCを使う独自のアウトプットを行わなければならず、その傾向・対策を行わないとなかなか点数が取れないという2点が挙げられます。

 

まずは、TOEFLの公式問題集を手に入れましょう。

 

The Official Guide to the TOEFL Test

 

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

 

 

この世に公式問題集に勝る学習書籍は存在しません。英語の問題と英語の解説ですが、留学を前提にしているので、全てがそのためのトレーニングです。

 

次に、単語集はこちらがお薦めです。

 

Essential TOEFL Vocabulary

 

 

いわゆるフラッシュカード(トランプのような1枚ずつに分かれているカード集)ですので、単語とその意味をゲーム感覚で覚えられます。

ワードチョイス(単語の選択)もTOEFLの実践レベルに合っています。

 

その上で、TOEFLの4つのセクション(Listening・Reading・Speaking・Writing)ごとの学習にはこちらの書籍シリーズが良いと思います。

 

TOEFL iBT TEST リーディングのエッセンス

 

TOEFL iBT® TEST リーディングのエッセンス

TOEFL iBT® TEST リーディングのエッセンス

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2016/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

TOEFL iBT TEST リスニングのエッセンス

 

TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス

TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2016/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

TOEFL iBT TEST スピーキングのエッセンス 

 

TOEFL iBT® TEST スピーキングのエッセンス

TOEFL iBT® TEST スピーキングのエッセンス

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 TOEFL iBT TEST ライティングのエッセンス 

 

TOEFL iBT® TEST ライティングのエッセンス

TOEFL iBT® TEST ライティングのエッセンス

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Z会
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 また、スピーキングとライティングは初心者にはかなりのコツが要りますので、下記の参考書籍2冊を併用しても良いかもしれません。

 

TOEFL iBTテストはじめてゼミ スピーキングの教科書

 

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ スピーキングの教科書

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ スピーキングの教科書

 

 

TOEFL iBTテストはじめてゼミ ライティングの教科書

 

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ ライティングの教科書

TOEFL iBT(R) テストはじめてゼミ ライティングの教科書

 

 

留学を志している方にはTOEFLはスコアメイキングこそ大変ですが、いざ現地に行って授業を受け始めてからは役立つ準備試験です。

備えあれば憂いなし、TOEFLで留学の夢を叶えましょう!

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん

 

11. 必携の英英辞書

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

皆さんは英語を学習する時に英英辞書を使われていますか?

 

(英語を日本語に訳す)英日辞書と(日本語を英語に訳す)日英辞書はご存知かと思いますが、日本人の英語学習者には英英辞書を使っている方をあまり見かけません。

 

ですが、実は、英英辞書とは大変便利な代物です。

個人的には、数ある英英辞書の中で下記の2冊をお薦めします。

 

Longman Dictionary of Contemporary English

 

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)

  • 作者:Pearson Education
  • 出版社/メーカー: Pearson Japan
  • 発売日: 2014/04/10
  • メディア: ペーパーバック
 

 

Oxford Advanced Learner's Dictionary(オックスフォード現代英英辞典)

 

【DVD-ROM付】オックスフォード現代英英辞典 第9版

【DVD-ROM付】オックスフォード現代英英辞典 第9版

 

 

いずれも中上級者向けですが、英英辞典を使うメリットはインプット・アウトプット共に様々な表現に触れる学習の機会が自然と増えるからです。

この2冊の主な違いはロングマンアメリカ英語、オックスフォードがイギリス英語を基準にしている点が挙げられます。

 

ロングマンを例に取ってみましょう。

例えば、"distraught"という単語があります。

かなり難しい単語ですね。

形容詞で「取り乱した」とよく訳されます。

 

これに対して、

ロングマンの定義では、

"so upset and worried that you cannot think clearly"となっています。

どうですか?

「焦ったり心配したりして正常に考えられない」という原義(元々の単語の意味)です。

「取り乱した」という一語一義を当てて覚えるよりも、

一見回り道のようですが、

単語の原義を理解した方がむしろアウトプットの際にその単語を使えます。

 

広辞苑もそうですが、母語の日本語でも本来難しい単語もその原義を紐解けば簡単に表現ができるものです。

ましては外国語に当たる英語だからこそ、難しいことを難しく表現するのではなく、それをいかに子供でも理解ができる平易な表現ができるかが重要です。

英英辞典を使いこなして英語の表現を豊かにしましょう。

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん

 

10. 音読とシャドーイングのすすめ

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

皆さんは英語を学ぶ際に音読とシャドーイングを行っていますか?

 

聞き取れた音声をそのまま真似しながら発音するシャドーイングと読み取れた音声を発音する音読はリスニング・リーディング、更にはスピーキングの上達に効くとされています。

 

具体的なメソッドはこちらの関西学院大学の門田教授の著書がおすすめです。理論的な背景説明から実践方法まで詳しくカバーされています。1冊目が基礎編、2冊目が応用編の位置付けですね。

 

シャドーイングと音読と英語習得の科学

 

シャドーイング・音読と英語習得の科学

シャドーイング・音読と英語習得の科学

 

 

シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学 

 

シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学

シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学

 

 

声を発しない黙読をされている方も多いと思いますが、黙読よりも音読の方がリーディング能力の改善・向上には効果的です。

また、シャドーイングに全く馴染みがない方もいるかもしれませんが、これまたリスニングの改善・向上に効きます。

 

ぜひ音読とシャドーイングをモノにすることによって、リスニング・リーディングというインプット能力を効率的に身に付けましょう。

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん

 

9. おすすめの学習書籍

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

おすすめの学習書籍はありますかとよく聞かれますが、最近私が個人的におすすめしているのは下記のアルクの実践力徹底トレーニングシリーズです。

 

聞く英語

 

聞く英語 (実戦力徹底トレーニング)

聞く英語 (実戦力徹底トレーニング)

 

 

読む英語

 

読む英語 (実戦力徹底トレーニング)

読む英語 (実戦力徹底トレーニング)

 

 

話す英語

 

話す英語 (実戦力徹底トレーニング)

話す英語 (実戦力徹底トレーニング)

 

 

書く英語

 

書く英語 (実戦力徹底トレーニング)

書く英語 (実戦力徹底トレーニング)

 

 

ご覧の通りですが、聞く・読む・話す・書くのいわゆる4技能ごとに学べる形式となっています。

それ以上に、上智大学の和泉伸一教授など日本の英語教育の第一人者が作成・編集に携わっているだけに非常にクオリティーが高い内容です。

ここしばらくの英語関連の学習書籍では、頭一つ飛び抜けている印象です。

それぞれ学習の手順・フローも詳細に記載されているので、全くの独学にも最適です。

 

この書籍の中でも触れられていますが、音読・シャドーイング・オーバーラッピング・ディクテーションなど学問的・科学的に実証効果がある学習方法は実際にあります。

またそれぞれの学習の仕方は別の機会に紹介しますが、ぜひこちらの書籍シリーズの一読をおすすめします。

 

それでは、また。

Let's keep learning English togheter!

 

たにやん

 

8. いきなり英会話?

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

 

皆さんは英語を流暢に話したいと思われているのではないでしょうか?

ただそもそも「流暢に」とはどういう意味なのか説明できますか?

 

スピーキング・ライティングというアウトプットの能力を測るのには、実は評価基準が3つあります。

 

①流暢さ (fluency)

→限られた時間でどれだけ多く話せるか・書けるか

②正確さ (accuracy)

→文法などのミスをどれだけ少なく話せるか・書けるか

③複雑さ (complexity)

→構文などを複数使ってどれだけ難しく話せるか・書けるか

 

要するに、端的に言えば、①は量、②は質、③は難度と言い換えられる訳です。

さて、そうだとすると、皆さんは量的にたくさん話せる・書けるようになりたいのではなく、質的にも正しく難度的にも高くアウトプットが行えるようになりたいですよね。

 

そこで、いきなり英会話スクールに行ってネイティブ講師と回数・頻度を上げて話すのはスピーキングに効果があるのかとよく聞かれます。

私の答えとしては、もしリスニング・リーディングというインプット能力がそもそも高くない場合は、効果が全くないとは言いませんが、効果はあまり期待できないという答えです。

なぜなら、単語・文法などのインプットでの知識・スキルが不足しているケースでは、そもそもアウトプットする際に必要なツールが用意できていないからです。

何事もツールなくしてはゴールは達成できませんよね。

ここで言うゴールとは、自分の思いとか考えとかを相手に伝えるというコミュニケーションのゴールです。

 

そこで、日々のアウトプットの学習に一押しなのが独り言と日記です。

自分事を話す・書くことほど表現を鍛えるトレーニングはありません。

その際には、下記の教材が個人的にはベストです。

いずれも英語学習の科学たる第二言語習得研究の大家であるケース・ウェスタン・リザーブ大学の白井恭宏教授の名著です。

 

しゃべる英文法

 

しゃべる英文法[CD2枚付]

しゃべる英文法[CD2枚付]

 

 

 はじめての英語日記

 

はじめての英語日記

はじめての英語日記

  • 作者: 吉田研作,白井恭弘,コスモピア編集部
  • 出版社/メーカー: コスモピア
  • 発売日: 2007/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 1回
  • この商品を含むブログ (21件) を見る
 

 

最初にすべきは、語彙・構文・リスニング・リーディングというインプットの基礎固めです。

その上に、スピーキング・ライティングというアウトプットの応用演習が可能なのです。

積み木を積み上げるが若く、日々の地味な学習こそが中長期的な効果を生みます。

ぜひ基本に立ち返っての英語学習に取り組みましょう!

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん

 

7. TOEICは無意味か?

皆さん

 

こんにちは、たにやんです。

日本で英語を学んでいると、その名前がほぼ必ず登場する試験はTOEICです。

皆さんも過去に少なくとも一度は受験されたことがあるのではないでしょうか?

 

TOEIC公式ホームページ

https://www.iibc-global.org/toeic.html

 

実は、ご存知かもしれませんが、TOEICの試験は5種類あります。

その中で、まずは初級者向きのTOEIC Bridgeと中上級者向けのTOEICとレベル別に分かれています。

次に、TOEIC Bridge・TOEICそれぞれには、読む・聞くというインプットの能力を測るListening & Reading Testと話す・書くというアウトプットの能力を測るSpeaking & Writing Testがあります。(TOEICの場合は、Speakingのみの別試験もあります)。

 

一般的に、TOEICと言われるのは、この中ではTOEIC Listening & Reading Testを指します。

ただこのTOEICは巷では必ずしも評判が良くありません。

無意味な試験だとさえ時に批判されています。

 

それは本当でしょうか?

私はそうは思いません。

確かに、スコア目的に試験の傾向・対策ばかりを行って受験するのはそれほど良い学習方法ではありません。

が、普段の英語学習の延長に腕試し的に受験するならば、その時々の実力を測るには十分良くできている内容・形式の試験です。

これはTOEIC Speaking & Writing Testについても同様です。

実際の会話を練習するプロセスの中で、この試験を受験する意味合いは十分にあります。

その際の事前練習に使うべきは各々の公式問題集です。

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

 

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5

 

 

TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題

 

TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題

TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題

 

 

目標に対する現状をきちんと把握した上で、その残りの課題を的確に見つけて解決するにはこういうアセスメントテストを上手に活用するのが一番の早道です。

決して試験のための勉強ではなく、むしろ日頃の学習のチェックポイントにTOEICの受験をぜひうまく組み込んでみて下さい。

 

それでは、また。

Let's keep learning English together!

 

たにやん